高校野球の最近のブログ記事

昨日、今日と高校野球 埼玉県大会の実況でした。

今日お伝えしたのは、県立川口高校と日高高校の試合でした。

日高高校は登録メンバー12人、ここ10年以上夏の大会初戦敗退のチームです。

ゲームは相手がシード校ということもあり、6回コールド負けに終りましたが、エースの渡辺君の3年間の姿勢には共感できるものがありました。

彼は、中学2年からアンダースロー。
ロッテの渡辺俊介投手を尊敬し、下手投げを究めることに費やした3年間でもありました。

渡辺俊介投手の著書『アンダースロー』を熟読し、低いリリースポイントを保つために、どう下半身を使ったらいいかをその本を何度も読み返し研究を重ねました。

今日の試合は、序盤は味方の失策が絡み失点。中盤は四球がからみ失点など、なかなか自分のペースをつかめませんでしたが、

この試合初めて無失点に抑えた5回の投球は、緩いボールなどで打者のタイミングを外してポップフライに打ち取る好投でした。

僕は10年間競泳の選手でしたが、高校時代は彼と同じく、水泳の本を読み漁り、フォームや練習メニューの研究を自分なりに突き詰めてやっていました。

一流にはなれませんでしたが、自分で考えて取り組んだこの時の経験は今でも生きています。

決して強いチームではないけれども、夏の大会1勝を目指し、とことん突き詰めてやった彼の3年間は今後の人生に素晴らしい財産になるのではないかな、と思いました。

さて、明日はカシマスタジアムに私はいます。

高校野球千葉大会を振り返って

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7/28にすでに終わった高校野球千葉大会。
ですが、雨による順延順延で、私の仕事はその後ずっとつながってしまい、
やっと千葉大会を振り返っての感想をブログにアップすることが出来ます。

以下、感想文です。

千葉経済大学附属の優勝で幕を閉じた今年の千葉大会
今大会は投手の踏ん張りや奮起が数多く見られた大会でした。

優勝した千葉経済大学附属の竹島投手は4回戦の若松高校戦では、
序盤にノックアウトをくらい、1年生内藤君のリリーフを仰ぎ試合を立て直してもらいました。
しかしその悔しさをバネに以降の4試合は13三振完投の試合などエースらしい投球を見せてくれました。

創部初のベスト4まで進んだ市立稲毛高校の2年生山下君は学校のそばの稲毛海岸を走りこんだ成果を見せ
準決勝まで7試合全て一人で投げきり感動を与えてくれました。
とくに私も実況した市立船橋との準々決勝、6点差逆転勝ちをした時の投球は、あきらめないという気持ちが前面に出たものでした。

横芝敬愛のエース鶴岡君は、春の大会同様、今大会もほとんど失点しないすばらしい投手でした。
とくに5回戦の志学館戦は、立ち上がり失点したものの、その後は無失点。
味方が7回に逆転するとギアを一段階切り替え、3者連続三振を奪うなど、
まさに『勝てる投手』のお手本のような投球でした。
残念ながら準々決勝の習志野戦で延長10回サヨナラ負けを喫しましたが、
その2失点も失策によるもの。もっと見たい投手の一人でした。

好投手、というより、大事な場面を踏ん張れる投手が今大会には数多くいました。
すごいボールを投げる投手は他の都道府県大会を見渡せばもっといると思います。
しかし「ここぞ」という勝負どころをいかに抑えるか、踏ん張れるか、
というのは、技術を超えた心との調和の問題です。
ピンチになればなるほど、冷静に投げることの出来る投手が増えてきたことに感動を覚えた今大会でした。

実況などの放送予定はこちら!

今年からテレ玉(旧称・テレビ埼玉)でも高校野球の中継をやらせていただいています。

7/15に実況したのは、
北川辺高校という、昭和49年の創部以来公式戦で1度も勝ったことのない学校の試合でした。

ただ正直な話、「悲願の1勝を」なんて言葉が浮いてしまうくらい、
試合前のチームの雰囲気は、のんびりしたものでした。

対戦相手はDシード校の本庄第一高校。
予想通り、結果は5回コールド13-0で北川辺高校は敗れました。

1回は四死球と捕逸の連続で1安打しか打たれていないのに6失点。
2回は長打の連続で5失点。

『いい意味で試合を長くやれればいい』という山田監督の思いむなしく、
序盤で試合は決しました。

北川辺高校は、ここ数年は部員が揃わず、他のクラブから借りてきた選手で夏の大会を戦うことが多く、
勝利できないのも無理はない話しでした。

ところが今年は、1年生部員が「どういうわけか」(生徒指導部の先生談)大量に入部し、
久々に本当の部員だけで夏の大会の登録メンバーを組むことが出来ました。
それを象徴するかのように、スタメンは1年生8人に2年生が1人。

序盤は前述したように、大量失点の試合でした。
ただ4回は、ピンチをまったく作らず無失点で終えることができました。

その回の投手は、それまで捕手を務めていた体重100キロの齋藤君。
キャッチャーにそれまでセンターを守っていた稲見君。
どちらももちろん1年生です。
この二人は放送席にゲストとして入っていただいた先生いわく、最も信頼できる二人だそうです。

序盤の不安定さから、徐々に試合が落ち着いてきたのは実況していても感じる部分でした。
何よりゲストの先生が、その回を楽しそうに見つめている姿が印象的でした。

試合前の雰囲気では、
心底勝ちたい、あわよくば俺たちでも勝てるかも、なんてことを考えている選手はいなかったように見えました。
しかし久々に大量に入ってきた1年生達が、この1イニングを「自信」として胸に刻み込み、
来年は、心の底から『目標は初勝利です』と言ってくれるだろう、そんな期待を抱きました。

ぜひ悲願の創部初勝利を、卒業までに達成して、北川辺高校の歴史の1ページを飾ってください。

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