パ・リーグのプレーオフ1位をかけた争いが終わりました。
僕のこの2日間は、
初日「西武×ロッテ」JSPORTSで実況。
2日目「西武×ロッテ」 テレビ埼玉でリポーター。
そう、初日は西武1位通過実況の可能性があったのです!
ちなみに節丸アナも初日はテレビ埼玉の実況で、
試合後「やっぱり全敗だよぉ」と言ってました。
そう、彼は去年のプレーオフも、おととしの中日優勝も、
M1のゲームはことごとく落としている、
胴上げやら優勝になかなか縁のない男なのです。
きのうの発言を聞くと、今はそれを「売り」にしているようですが・・・
僕はというと、
02年西武優勝はM1で逃しました。03年ダイエー優勝は実況しました。
05年は西武PO駆け込み3位、ソフトバンク1位決定、ともに実況しました。
今回はどちらが『引き』が強いか、と思いましたが、節っちゃんの呪いの強さにまんまとやられました(笑)。
きのう島村(俊治)さんには、
『せっかく俺がロッテ戦でがんばって(日本ハムを倒す中継をして)、
お膳立てしたのになぁ、二人でつぶすなよ』と言われてしまいました。
でも西武が1位通過する可能性は十分、火曜日に関してはありましたよね。
何と言っても、西武・松坂、ソフトバンクは斉藤な訳ですから。
今パ・リーグで1,2位の勝率の投手が投げる、
しかも二人とも最近は絶好調!
でも野球とはこんなものです。
松坂は今季トータルで2死球なのに、この試合だけで2死球というコントロールの悪さ。
斉藤はこの試合まで被本塁打パ・リーグ最少だったのに、いきなりセギノールに2ラン。田中賢介に追加点のソロ。
考えられないことが起きるわけです。
斉藤の投球は見ていないので、単なる失投だったのか、
それとも状態が悪かったのか、など詳しくは分かりませんが、
松坂はあきらかにボール自体がいつもと違っていました。
1,2回はパーフェクトの結果でしたが、
何か松坂の打ち取り方でない、何か物足りないのです。
解説の黒江透修さんは、初回からストレートのシュート回転が気になる、
球が走っていない、という指摘をされていましたが、
投げ方、ボールの質、凡打したバッターのフォーム、投げたあとの表情。
全てにおいて松坂が投げているようには見えないのです。
帰り際、1,2回のことを節丸アナと話しましたが、
こういうときの表現の仕方は実況アナとしては、本当に難しい・・・
結果だけ見ればパーフェクトに、しかも球数少なくあっという間に抑えているのに、
『すばらしい立ち上がり』とは叫べない。
節丸アナもそのあたりの違和感を感じていたようです。
3回にその不安が見事的中していくのですが、
とにかくボールが抜け始める!
やはり先日ズレータの打球が当たった右腕の影響はあるんだな、と思わせました。
今年の松坂はシーズン中も右ひじや股関節、でん部と色々な箇所を痛めてきましたが、
その都度うまく負担のかからない投球に変え、または抑え気味の投球にして安定した活躍を見せてきました。
まさにケガをしてもそれなりにカバーする技術があったわけですが、
今回ばかりはそれもうまく行かなかったようです。
きのうの試合前も、少しいらだっている様子で、
我々マスコミの質問にも、口をとがらせながら答えていました。
でも僕にとっては、今回松坂は確かにKOされましたが、
大事な試合の重圧に負けたとか、力みすぎたとか、調子が悪かったとか、そういうKOでなかったのは救いだと思っています。
本人は当然言い訳になるので右腕の話しについては、「関係ないです」と答えますが、どう見ても影響があったと思います。
今まで調子が悪くてKOされたときの松坂の球とは明らかに違う質のボールに見えました。
いわば松坂のお面をかぶった他の投手が投げているかのようなボール。
すなわち腕さえ完治すれば、また8月中旬~9月前半の投球を見せてくれると思うのです。
もちろん、どれくらいの症状かは伝わってはいませんが、
松坂がきのう試合後話していた
「少し時間が空くのでリフレッシュして戦う準備を整えたい」という言葉を聞く限り、万全の状態で戻れる自信は十分のようです。
プレーオフに向けて、西武・伊東監督は、きのう試合前に聞いたところ、
「もうプレーオフに向けて頭を切り替えている」と話しました。
「きのう(火曜)で、終わりだったな」
きのう戦って結果的に1位になっていたら、また考え直せば言い訳で、
すでにソフトバンクとの戦いに目は向いていました。
JSPORTSでもまずプレーオフ1stステージを放送します。
JSPORTSが普段メインで中継している西武とソフトバンクの争いだけに、
僕を初め、実況陣、ディレクター陣、全員複雑な心境ではあります。
試合前の30分間はおそらく西武中心になりそうですが、
それ以外は両チームについて今年の集大成としてお伝えする意気込みです。
両チームに精通しているJSPORTSの中継でぜひプレーオフはお楽しみください。