男子スラローム第2戦がアメリカ・コロラド州のビーバー・クリークで行なわれました。
今季もJSPORTSでスラロームに関しては全戦生中継でお伝えしますが、毎年北米シリーズだけは生中継はつらいっス!(午前1時半スタートで終了午前6時半!)
昨季の流れから言えば、日本勢の歴史的初優勝も現実的になってきているスラローム。
佐々木明の常にトップ10入りは狙えるパフォーマンスに加え、
皆川健太郎もスタート順を上げ戦略を立てられるようになってきました。
そして湯浅直樹の一発の切れ味。
ところが、第1戦のレヴィ(フィンランド)より悪い結果!
というか日本人が全員2本目に進めないという近年では非常事態。
ただ佐々木、皆川の二人は、ゴール寸前でのコースアウト。特に皆川の滑りはその箇所を除けば、かなり切れ切れで、
内容としては、第1戦に続き悪いものではなかったように思います。
唯一の懸念は湯浅の滑りにアグレッシブさが見られなかったこと。
持ち味が消えていたように思えました。
で、レースの結果はというと、なんと!大荒れ。
開幕戦の表彰台の3人がいきなり1本目で姿を消す展開だったのです。
ベンジャミン・ライヒ(AUT)、マルクス・ラルソン(SWE)、ジョルジオ・ロッカ(ITA)。
さらに2本目では、去年ブレイクのテッド・リゲティ(USA)、ステファンヌ・ティソ(FRA)らがゴールできず、まさに本命不在の大会でした。
そんな中、表彰台に上がった3人は全員が20台前半の選手。
スウェーデンの新鋭、アンドレ・ミュラー(23)はワールドカップ初優勝。
04/05シーズンのここビーバークリークで56番スタートから5位に入り、そのシーズンスラローム総合9位にいきなり入った選手です。
開幕戦ではDNF2(2本目でと途中棄権)でしたが、
中間までスキーを下に向け、雪面をしっかり捉えたいい滑りを見せていた内容通り、この2戦目ですぐに結果、しかも初優勝でした。
2位にはカナダの、マイケル・ヤニック(24)。
やはり04/05シーズン大きく飛躍し、第2シード入り。昨季は志賀高原で自己最高の4位に入り、第1シード目前まで来ていた選手です。
そして3位にはついに初表彰台。ドイツのフェリックス・ノイロイター(22)。ロジ・ミッターマイヤーとクリスチャン・ノイロイターの間に生まれたサラブレッド。
デビュー当時の03/04から時折10位以内に入ってはいたが、去年から完走率もアップ。
2年前のビーバークリークでの自己最高6位を上回る結果を残しました。
4位以下で目を引いたのは、5位に入ったイェンス・ビグマルク(SWE・21)。
開幕戦でもいきなり6位に入りWカップ初ポイント。手の動きに特徴がありますが、安定した下半身での滑りで、フロックではないことを証明しました。
いつもの優勝争いをする選手が、全て途中棄権だったこともありますが、
上位に入った彼らは皆、たまたまで出てきたのではなく、安定感を持った滑りを見せてくれています。
スラロームを実況して、5年目になりますが、確かに一発屋もいました。
しかし今年はこういった若い力がシーズンをかなり沸かせてくれそうな、そんな印象を持った第2戦でした。
日本チームもうかうかしていられません!