2009年4月アーカイブ

試合から浮かび上がった知将対決

やはり神戸は2匹目のドジョウを狙うことはありませんでした。神戸カイオ・ジュニオール監督の遠藤封じに続く、小笠原封じは鹿島側の杞憂に終りました。

試合後カイオ・ジュニオール監督も話していましたが、「相手も読んでいるだろうし、裏を欠く意味でやらなかった」と。そりゃそうです。あれだけ新聞報道されていたら、奇策を(ブラジル人監督ではよくありますが)取る意味はないに等しい。

しかし鹿島オリヴェイラ監督も、「もしも」を考えて2日前の練習で準備をしていたのは、両監督の腹の探りあいという感じで面白かった。

さて、「鹿島×神戸」

試合自体は、鹿島のチーム・リーグ通算1000ゴールが岩政のヘッドで開始1分に決まり、前半は鹿島ペース。しかし神戸もペナリティエリアはしっかりと防ぎ、カウンター的な攻撃も時折見せるなど悪い戦いではなかった。

そのなかで、前半の終わりぐらいから、神戸は左サイドの田中を中盤に入れ、中盤を厚くして鹿島の勢いを止めようという流れに応じた采配を見せてきた。

さらに後半は、FWマルセウを投入して、システム自体を3バックから4バックに変えて、流れをつかむようになった。もちろん鹿島の連戦の疲れなどという見方もあるだろうが、後半30分くらいまでは神戸が高い位置でボールを奪い、セカンドボールを取れる戦いに変わった。

それでも鹿島は、前節の1-1の引き分けと違い、小笠原が中盤に戻ってきたことが大きかった。オリヴェイラ監督も語るように、「彼の経験は代えがたい」とペースが悪い中でも、守備で相手の攻撃の芽をつみ始め、逆にそこから自分たちのキープに持ち込むシーンも最後は多くなった。

後半だけに関して言えば、成熟したチームとして戦う鹿島とカイオ・ジュニオール監督采配をしっかり実行できた神戸の選手たちという、得点は入らなかったものの見ごたえのある試合となった。そして僕も、そのあたりを忠実に実況しようと集中していました。

このように後半は、前回ブログで書いたブラジルの知将対決の構図を、よりクローズアップしやすい展開となり、普段から電話で情報交換をしあっているという話や、カイオ・ジュニオール監督が横浜戦で大敗したあとオリヴェイラ監督から色々アドバイスをもらった話やらを時折交えつつ、試合終了後の2人の監督のすがすがしい握手まで中継を仕立て上げることができたのはよかったです。

ブラジルで3年前くらいから若き知将として知られ始めたカイオ・ジュニオール監督が、すでにブラジルでも日本でも名将となっているオリヴェイラ監督を慕い、目標としている姿が画面を通じでお届けできたら幸いです。

潮来(鹿島)へGO!

20090428110405.jpg明日はスカパーで「鹿島アントラーズ×ヴィッセル神戸」の中継でございます。

今日は、前日練習の取材で、鹿島の練習グランドまで行ってきました。往復の時間あわせて1日がかりなのには、ほんとまいります・・・。これ(取材)だけならいいですけど、帰ってきてからも色々あるので。

野球のように、当日の試合前練習から色々と取材できればいいのですが、サッカーの場合、2日がかり。もちろん試合当日は、試合開始の2時間前くらいまでに入ればいいラクちんさは野球にはないところですが(野球の場合は4,5時間前ですからね)、これも良し悪しですね。

さて、今日の取材を元に明日の実況テーマなども再構築するわけですが、明日の一番の注目は、神戸が鹿島の小笠原にマンマークをつけてくるかどうかでしょう。

先日のG大阪戦では遠藤にアラン・バイーアがマンマークで付き、成功を収めた神戸ですが、また同じようなことをやってくるか。

鹿島もそのあたりは十分予測をしていて、オリヴェイラ監督も「うちに対してもやろうという考えはあるかも。ただそれが機能するかどうかは、我々次第」と自信ありの表情でした。

岩政選手も「やってくれたら、うちは助かる。スペースが空くんで。何かを強く意識すると何かが空くもの。戦うほうも色々しやすくなる」と歓迎ムードでした。

ということで、まず明日の中継では、開始5分~10分くらいまでは、そのあたりの極端なマークを神戸がしてくるのかどうかに注目して実況をしていく予定です。そしてそうなった場合は、その後はその戦術がしっかりはまるのか、鹿島がかいくぐるのかに着目します。

もちろん普通に戦うことも考えられますがね・・・

あとは、オリヴェイ゛ラ監督vsカイオ・ジュニオール監督のブラジルの有名チームで指揮を執った経験のある両監督の采配や2人の関係にも着目して中継していく予定です。

明日はNHK衛星も並びらしいので、お客さん(視聴者)の大部分はそちらに行くでしょうが、こっちも見られる人は見てね。

ぶっつけゴルファー

20090427140601.jpg今日は、アナ研時代の同期川畑君(北海道放送のアナウンサー)が北海道から帰省中ってことで、ゴルフに行ってきました。他は同じくアナ研の同期土井ちゃん(TBSのアナウンサー)、そして紅一点で、川畑の元後輩の阿部彩子さん(去年まで北海道放送のアナウンサーだった)の4人でラウンド。

半年もクラブを握っていないにもかかわらず、前半は絶好調。100を切るペースで回ってしまいました。正直申しまして、100なんて切るどころか、115を切ったことさえないわけで、これはエポックメイキング!                 (写真)バンカーにはまる2人

何かに取り付かれたように、ドライバーもアイアンもパターも、自分の中では絶好調。

もちろん昼食をはさんで後半はそれなりに落ちてしまったものの、最小限に食い止め自己ベストをマークしました。

2年前、打ちっぱなしで、短期集中で練習したことはあって、そのときはそれなりにラウンドでも成果をあげた(結果ではなくて、しっかり飛ぶようになったとか)ことはあったけど、練習やらなくてもベストは出るもんだ(不思議)。

もちろん安定感とかさらなる高みを目指すなら練習は必要だろうけど、それなりに仲間と楽しめればっていう考えの僕にとっては、練習しなくても迷惑をかけない程度に回れるならそれでOK。果たして、ぶっつけ本番中心のゴルフで、どこまで記録を伸ばせるか、何気に楽しみです。

次は、8月の北海道で、また川畑君と勝負です。

きのう金曜、きょう土曜と「西武×ロッテ」を実況してきました。

きのうはテレビ埼玉、今日はNACK5。今日のNACK5の実況は、今季初ラジオだったこともあり、体調などをかなり気にして整えていったのだけど、半年のブランクはやはり隠せなかった。

口は回らない、描写は遅れる、言葉が思うように出てこないなど、毎年感じる部分だけど、ラジオ実況はやっぱり難しい。同じ野球中継でも、ボールのスピードに口も能も追いついていかなかった。そして何の深みもない中継になってしまったことを反省。というか、深みとかを出す余裕すらなく、ひたすら球追いに必死だった。

でも、きのうも今日も先発投手がなかなかの投球を見せてくれたので、純粋に野球を楽しませてくれた。きのうの涌井は直球の勢いがすごかったし、唐川もやはりコントロール、緩急などモノが違うところを見せてくれたし、今日の帆足は勝ちが付かずに残念だったけど、打たれるまでは相手を寄せ付けないピッチングだったし。そしてついに成瀬が復活してきたかな。これがロッテとしては喜ばしいところだ。

僕も出遅れないように、次のNACK5の中継までにラジオ用の実況の勘をとりもどしておかなければ!

新年会ならぬ新年度会

今日は久々に飲み会in六本木。

元サッカー日本代表本田泰人(元鹿島)さんとNHKの関連会社の方々との遅すぎる新年会でした。(本当は1月に予定されていたのがここまで延期になった!)写真くらい撮らないといけないのにすっかり忘れてました・・・

このメンバーは、おととしから去年にかけて、スカパーのサッカー中継で一緒だったみなさんです。来週久々にアントラーズの試合を実況しますが、僕にとっては去年の夏以降は全く鹿島の試合にタッチしていないこともあり、はっきり言って同窓会(?)くらいの雰囲気でした。

でも、この会にお誘いを受けたのはうれしかった!家がちょー遠いのと、明日は西武ドームで西武ライオンズの中継もあるので1次会で抜けてきましたが、できれば2次会も行きたかった。

前回のように2次会で裸族と化していないことを祈るばかりです。草なぎ君のこともあったばかりだしね(笑)

湘南の風を感じてきました

きのうは平塚競技場でJ2「湘南ベルマーレ×FC岐阜」の中継。

この試合の直前、C大阪が敗れた一報が。すなわち2位の湘南にとっては、01年第4節以来の首位に立てる可能性が出てきた。

ただスカパーの中継の取り決めで、C大阪の結果はこの時期はまだ言ってはいけないので、結果を言わずに首位に立つかもしれないという話だけを軽くするに留まった。

まっ、まだリーグも序盤なので、細かい順位は気にしなくてもいいのだが、なんと言っても「8年ぶり首位」というのはかつてJ1にいたベルマーレにとっては「待ってました!」という響きだ。

しかし試合はJ2昇格まだ2年目の岐阜に大苦戦。

先制されるは、逆転しても追いつかれるわ、今季まだ1敗しかしていないチームとは思えない苦しい展開。特に先制点は、岐阜のFW片桐にスーパーシュートを決められた。

湘南の反町監督は試合後、「心のどこかに奢りがあったのかなと思います」と話した。特に前半はいいリズムでは入れただけに余計そうなったかもしれない。

岐阜は戦力的に厳しい中、湘南の田原やアジエルを激しくマークし、ファウルになることもあったが、意図を遂行しようという意識がよく見て取れた。攻撃では、先日の水戸戦から活躍を続ける染矢が後半左サイドで鋭い突破を連発し、ボランチ永芳もいいタイミングで攻撃に絡むなど、完成しているとはいえないが、収穫としては多くのものがあったと思う。

とはいえ湘南もこれがいい薬となり、3試合後のホームC大阪との直接対決にむけ修正してくるだろう。残念ながらその日は他会場の「横浜FC×徳島」の試合の担当になって見られないが、第1クールでは最大の注目カードになるだろう。

アバディーン覇気なし

きのうは千葉マリンのデーゲームの後、23時から「セルティック×アバディーン」の実況でした。セルティックは最近FWがしっかり点を入れて、4連覇に向けて体制が整いつつある。

中村俊輔はきのうは目立ったプレーは少なくバランスを取っている印象もあったが、後半出た水野をもっと早い時間から使って中村と一緒にプレーさせても面白いんじゃないかと放送席は思っている。なんかやってくれそうな雰囲気が最近の途中出場からは感じる。

それよりアバディーンだ。もっといい試合をいつもはしてくれるチームのはずだが、前節でベスト6入りが確定したからなのか、やる気を感じない。

せっかく気合を入れてリポDのやや高価なものを飲んで実況したのに・・・

あとハーフタイムをはさんで実験的に違う実況スタイルに変えてみた。とはいえ、自分にしかわからないレベルかもしれないが、現在サッカー実況のスタイルを模索中。固まっているものを崩していくのはなかなか難しいなぁ。

今年も延長男か!?

4/17は福岡から帰って、その足でマリンスタジアムへ。この日はBS12の実況で、中継局に合わせて、ややロッテ目線で「ロッテ×ソフトバンク」の実況。ついでに言うと、今日4/18も同じカードを実況。すなわち今週はソフトバンク5試合続けて実況でした。

福岡帰りでソフトバンクの情報が多い中、頭の中を情報的に薄くなっているロッテに切り替え、試合前は精力的に取材。とくに金曜の試合はソフトバンクの先発が和田ということで、和田といえば竹原(注:おととし竹原が打った8本塁打中4本塁打は和田から)ってことで、スタメン濃厚な竹原にいろいろ話を聞いておく。

すると第1打席でいきなり先制タイムリー!情報も今回は小出しにせずに、第1打席で出し切ろうという思い切りも功を奏して、はまったはまった。去年は竹原自身が年間通じて打撃がメロメロで、和田には抑えられていたが、「今年は自分の打撃スタイルも変えたのでまた違った相性になるでしよう」という言葉とおりに、おととしの相性のいい竹原が早速出た。タイムリーと同時に言った実況は、「今年の竹原はおととしの竹原です」

いゃぁ、それにしても先発の大嶺の投球にはびっくりでした。特に中盤、川崎、松中、小久保を三者凡退に抑えた場面は圧巻。チェンジアップもこんなすごくなったんだと今季に対する見方ががらっと変わった投球でした。

ただそれでも先発投手に勝ち星がつかないのが現在の千葉ロッテ。今日、土曜の清水直行も大嶺の投球に発奮するどころか、いきなり試合を壊してしまいがっくりでした。放送する側としても、大嶺や唐川の投球に刺激を受けるエースということで放送したかったのに、1回から3四死球では・・・

それから僕が実況したこの2日間では、川崎雄介の状態も気になりました。開幕カード以来彼の投球を見たんだけど、金曜の解説ジョニー黒木さんも、土曜の解説垣内さんもそろって直球が走っていないのかなぁと心配しておりました。直球の走りが悪いことでチェンジアップを簡単に当てられてしまっている。今後の継投にやや影を落としたかな・・・

一方ソフトバンクは、木曜から起用した松中を3番に入れた打線が、木曜より金曜、金曜より土曜と機能し始めた。加えて、今週はじめの熊本の試合から注目していた長谷川の覚醒が心強い。柴原や田上にもやっと当たりが出てきたことを考えると、先に目覚めたのはソフトバンクのほうかな、という気がした。

5連投はたまにやるけど、今回は2度の延長戦にあたり、かなりヘビーだったよ。4時間50分の延長12回引き分けに、3時間52分の延長11回サヨナラ。今年は去年に続いて延長男だな。

 

青天井!?

福岡での中継「ソフトバンク×西武」2試合終わりました。

きのうは4時間50分の延長12回引き分け、疲れました・・・

去年もこの両チームの3試合連続引き分けを実況しましたが、今年もその再現とは。しかも去年より悪いのは、投手戦でなく貧打線の末の延長戦。延長男にならないようにしないと。

20090416144329.jpgそして今日は、ソフトバンクサイドとしての中継としては相当厳しい試合になりました。せっかく松中3番の荒療治打線を盛り上げようとしたのですが、その展開どころか、先発大隣と2番手高橋秀があわせて4被弾。高橋秀にいたっては、中村剛也に2本の3ラン。投手陣がゲームを壊してしまいました。

2投手とも状態としては悪くなかっただけに、要所で甘く入ってしまったボールが悔やまれます。ただもっと注意深く1球1球を大切に投げていかなければ同じことを繰り返してしまうでしょう。

さて、暗い話題が多いソフトバンクですが、柴原にようやく今季初安打が出て、さらに2安打目もすぐに出たことは、打線強化という点でも大きな収穫です。

ホークスベンチの上には今季からなぜか青空が広がっています。ベンチを明るくするために秋山監督が考えたそうですが、雲で覆われないうちにこの苦境を抜け出したいところです。

 

 

地方開催ならでは

熊本に来てます。僕にとっては2年ぶりの藤崎台球場での中継「ソフトバンク×西武」。

昼過ぎまで雨が降っていたこともあり、試合前の練習は雨天練習場だったんだけど、今回は地方球場ということで、適当な練習場も球場のそばにはなく、車で20分程度のところにあるPBAプロフェッショナル・ベースボール・アカデミー熊本校の室内練習場を借りて行った。

20090414153243.jpgここがすごい!小さい。狭い。春キャンプでの室内練習場に慣れている身にとっては、びっくりするくらいなのだけど、小中学生の野球塾の施設と聞いて、逆にすごいいい施設だなとも思った。何でも井出らっきょさんが作った学校らしい。

驚くのはこれだけでなく、施設のある場所。「酒」の文字も見えると思うが、なんと普通のスーパーの駐車場に建っている。よって、買い物に来た客がプロ野球選手を見つけて、サインをねだるという異様な光景。さらに駐車場の車の間を縫うようにキャッチボールやランニングをする選手たち。非日常でした。

さて試合は雨も上がり、無事プレイボールも、風がかなり強いようで、(風だけではないけど)両チームミスが続出。

特にソフトバンクは、無安打3失策で2点を与えた5回、失策をきっかけに走者をため決定的な失点をした8回など、ご当地松中の本塁打も慰めにしかならない展開で敗戦。むしろ西武・岸の要所でのすばらしいカーブやチェンジアップが印象に残るだけの試合となってしまった。

明日は午前中に福岡へ移動し、同じカードを実況します。

怪しい姿での中継

きのうは東京体育館でバレーボールVプレミアリーグ男子決勝「堺ブレイザーズ×東レアローズ」の実況でした。ただ今回はどこかで放送されるのではなく、会場内の特設ブースに向けた中継。

と、ここまでだと単なるイベントですが、今回の中継は違います。

名づけて「3D立体ハイビジョン中継」

世界の先頭に立ち現在NHKの関連会社が取り組んでいる事業です。その昔、赤と青の眼鏡をかけ飛び出す絵本を楽しんだ時代から、筑波万博で見られた立体映像の時代、その後現場レベルでも立体映像を収録で作れる時代に変わり、今や「生中継」で伝送できる時代にまで技術は進みました。

IMG_1614.JPGいずれは裸眼でも(実際今でも視点を定めれば見られる技術はあるそうですが)立体映像が見られる技術にまで進むそうですが、現時点ではご覧のようなサングラスをかけて立体映像を体感しての中継です。(解説は大林素子さん)

サッカーなど各種スポーツで3Dの試験的中継が現在行われているそうですが、立体映像の特性を生かすようなカメラの配置とメインカメラをどれにしてカット割をしていくかがひとつのポイントになっています。

バレーの場合は、エンドラインの後ろ側にメインカメラを置き、いわゆる縦の映像(サーブをする選手の背中を見て)が基本となっていきます。

今回は実況席もその側に配置されましたが、普段はやっていない視線からの中継に実況も悪戦苦闘でした。ネット際のプレーなどで、向こう側のコートに入ったのか、手前のコートに入ったのか、わからなかったり、ブロックがよく見える分、止めたかに見えたら、そのままブロックアウトだったり、と判断を即座にしづらい部分がありました。

しかしフォーメーションとか、サーブの軌道、セッターのトス回しなどがどれくらいの速さで、どれくらいの高さで回っているかが非常によくわかり、新たな発見もありました。

 

IMG_1612.JPG立体映像に関しては、バレーの場合は、カメラ位置の問題でスパイクが自分のほうに向かってくるとかいう効果はありませんでしたが(サッカーの場合はゴール裏に置けるのでかなり迫力があるのを先日体感)、普通の画面だとどうしても画面の中心の被写体に目が行きがちなところ、3Dはその周囲の被写体にも自然と目が行く、つまり他の選手の動きも生で見ているように目に飛び込んでくる性質があることを実感しました。

変な話で言えば、タイムアウトで選手が話している映像の後ろに見える観客の行動にも目がいってしまうくらい、画面全体の状況が飛び込んできます。

すべてにおいて慣れない中継だったので、まさに試行錯誤の時間が続きましたが、普段の中継とは違う、未来の中継スタイル?に関われたことに感謝しきりです。ちなみに試合は東レアローズの2度目の優勝に終わりました。今後、もしかしたら、この映像が東レ初め各関係各所で見られるかもしれません。

姉崎

090410anesaki3,4年ぶりかなぁ?きのうは市原にあるジェフの姉崎グランドで今日の中継のための取材をしてきました。

今日これからお伝えする裏天王山(こういう言葉は放送では使いたくないけど)、今季1ヶ月公式戦勝利のない両チーム「ジェフ千葉×ジュビロ磐田」の試合です。

想像よりは練習風景は殺伐とした雰囲気ではなかったものの、FW巻に話を聞いてももどかしさばかり伝わってきた。「自分がパワー使うのはゴール前の局面。そういうプレーを増やしていきたい。そしてそういう状況をみんなで作ってもらわないと」

鹿島時代によく話を聞いていたMF中後も、「途中出場になるだろうけど、攻撃にリズムや変化をつけていきたい。縦に入れて戻して、そこから展開とか」

深井も選手どうしの距離感とかを意識はしているようで「一人一人のカラーをもっと出していかないと」と単調な攻撃に終始している現状を憂いていました。

最後に坂本。今週はミラー監督と直接話し合いの場を2度、選手同士でも1度持ったようで、「結果がすぐに出ればいいが無駄にはならない。でも明日結果が出れば一番いいこと」と話していました。

ちなみに今日のオープニングコメントはこの坂本選手が話していた言葉を借りてしゃべる予定です。

新装・西武ドーム初取材

朝のセルティック戦中継を終え、昼まで寝てから、今日は西武ドームへ。

来週の火~木まで、熊本と福岡で「ソフトバンク×西武」3連戦を実況するので、その準備を兼ねた取材です。

まずは今日の試合に関して。

良くも悪くも今日は西口らしい投球でした。

序盤はまずまずの滑り出し。低めにボールを集め、スライダーとチェンジアップもうまく決まってました。もちろん直球も走ってました。

ところが味方が10点以上点を取ったとたん、本塁打を打たれだす。

試合後、本人も「大量点もらって、気が緩んじゃいけないが、悪い癖がでた。集中し切れなかったところがあって・・・」 でも、「今年は勝てばいいんです」といつものように飄々と話してくれた。

清水崇行の本塁打も生で見ておいてよかったなぁという打球でした。2年ぶりの本塁打については、「あんまり触れて欲しくないんだけど・・・」といいつつ「苦しい時期もあったし、もう打てないかも、打席に立てないかもと思った時期もあった」と現時点で語れる精一杯を語ってくれた。

試合前の取材では、現在課題となっている中継ぎにスポットを当て、大沼と小野寺に話を聞いた。渡辺監督の頭の中では、現時点では8回を任せられるのは大沼だけど、本当はそこに小野寺や岡本真也が入ってほしいということのようだが、大沼も小野寺もそれぞれに現状と今後の目標について色々と話してくれた。詳しい内容は放送に取っておくけど・・・

今日の西武は、大量点の勝利でアキレス腱の部分は見せないで済んだけど、次の楽天戦あたりで深刻なものになるか、多少は安堵することになるかが見えてくるかもしれない。

ところで今日が自分にとって新装・西武ドーム初体験だったんですが、以前より明るい印象で、球場に対する好感度はかなりアップしました。あっ!!写真撮り忘れたぁ~。

セルティック、また4-0で勝ちました。今回は先月中旬に予定されていたカードの延期試合。ただでさえ深い時間(日本時間午前3時45分キックオフ)に加え、チャンピオンズリーグと重なり、生で見ている方も少なかったと思いますが、深夜放送がんばりましたよ。

対戦相手のフォルカークは目下リーグ最下位。とはいえ、残留争いも混戦なので、あなどりすぎると痛い目にあいます。

でもやはり多少気持ちが入っていない時間帯もセルティックには見られたような・・・。危ないシーンこそ、ほとんどなかったものの、3月頃からフリーランニングの増えていたセルティックの攻撃が、この日はやや停滞気味。

ワンタッチのパスは中盤で見られても、Pエリア付近でのいい攻撃は少なかったような。それでも4-0としてしまうのは、やはり力の差かな。

フェネホールオフヘッセリンクの追加点は大きかったですね。前節半年ぶりにゴールを決めた彼が、今日はキーパーのはじいたボールを体で押し込みました。いいところにいたよね。でもDFに付かれながらもその前にポジションをとっていたのがこの結果につながりました。

中村俊輔は後半は削られながらもよくプレー。特にセットプレーのキックは今日はなかなかだっのでは。万全でない中、リーグ優勝に向け気持ちが入っています。

ゲームの中で目立ったのは、マッギィーディー。去年の1,2月の頃のパフォーマンスに戻ってきましたよ。左サイドでドリブル突破を仕掛け成功するシーンは今季なかなかなかったからね。

そして水野。わずか3,4分のプレーながら、ライバルのマッコートより目立ってました。ゴールに向かう姿勢と何かやってやろうというプレーは、今後の優勝争いに必要となってくるでしょう。

サマラスの負傷交代が気になりますが、前線の動きある戦いが次のハーツ戦でまた蘇れば、優勝の確率はかなり高まるでしょう。

追いかけられるな

ウィルス性の腸炎にかかりながらも、まずまずのスタートが切れた4月。しかし早速、ひとつの小さな山(小高い丘くらいか)にさしかかりました。

まず今日は、深夜にスコットランドプレミアリーグ「セルティック×フォルカーク」の中継。そして週末は、フクアリで「ジェフ千葉×ジュビロ磐田」の今季初勝利はどちらだ!?決定戦。翌日日曜日は、バレーボールVプレミアリーグ優勝決定試合の場内での限定的中継と、それぞれに準備をしないといけない週なのです。

これに加え、プロ野球も資料付けはもちろん、試合もチェックしないといけないのでややハードです。ここ3年くらいは、仕事に追いかけられていたので、今年は仕事を追いかけるように先を見据えた準備をしようと考えてます。

毎年、ブログの更新が滞るのも、つまりは仕事(の準備)に追いかけられて、書いている暇が全くないから。今のところは、まずまずのペースを保ってますが、いつまで続くか注目しといてください。

開幕カード終了!!

ロッテ×西武の開幕3連戦が終わり、多少の充実感。

開幕2戦目と3戦目を実況したけど、開幕2戦目(土曜日)の実況は正直ぼろぼろでした。

初めての解説者とのやりとりに放送開始から1時間くらいは苦戦。どれくらい踏み込んだ内容まで突っ込んで聞いていいのかと探りながらの放送でした。(下手に解説の知らないことをふってしまうと解説に恥をかかせることにもなる)

今年から解説者、かつ昨季現場にいなかった方の場合、去年までのチーム状況や各選手のことを知らないケースがほとんど。こちらが去年までの話を小出しにしながら(ある意味レクチャー)、純粋にプレーについての解説をしていただくのが常套手段です。

またその人らしさを出してもらう意味で、その人が育てた、関わった選手の情報をうまく聞き出していくという形もあるのですが、今回はこの辺りが僕の事前勉強不足で初めのほうはうまく引き出せずにいました。仕事をご一緒させていただくことも多い元NHKの島村俊治アナウンサーが常におっしゃっている「解説者のことも勉強しておく」の重要性を今回は痛感いたしました。

それに輪をかけ、この日は中継車ディレクターとの意思疎通が番組開始から全くうまくいかず、自分がある選手についてしゃべろうとすると違う絵に切り替わったり、絵(画面)にあわせようとすると遅れてしまったり、中々リズムがつかめなかったです。

そんなフラストレーションを感じつつも、終盤はだいぶ両者とも改善され、西岡選手の今年にかける表情の発露も実況と画面の中でご覧いただけたのではないでしょうか。

それにしてもこの日はネット中継だけだったので、本当助かったなぁ、って感じです。

そしてきのう日曜日。

きのうはBS朝日での放送でした(もちろんヤフー動画でも流れましたが)。

体調も万全に近いところまで回復していたこともあり、初回からかなりノッて実況出来ました。(中継車ディレクターとの呼吸も今日はよかった)

先発の小野晋吾投手は4回で交代となってしまったものの、キャンプ、OP戦と節目節目で色々話を聞いていたこともあり、彼の去年の悩みや今年にかける思いも伝えられたと思います。

そのほかにも、02年以降ずっとロッテは見続けてますが、去年は自分にとっても違った形でロッテと接し始めたこともあり、去年からの流れを大切にした話しや実況ができたのではないかなと思っています。

もちろん西武も同様に02年からかなり深く見てきている球団なので、両チームOBの垣内哲也さんの解説も含め、そこまで偏ることなく情報をお伝えできたかなと思います。(とはいえロッテホームなんでロッテが多かったことは否めませんが)

デーゲームが2日間続いたので、あっという間にたまってしまった資料を今日やっつけて(約4時間)、今はほっと一息。

例年のようなばたばたの開幕と違って、じっくりと取材やら先を見据えた取り組みができたことでかなり僕自身もいいスタートを切れました。これを明日からも持続せねば!!今年はちょっとがんばっておかないといけない年なんで・・

プロ野球開幕

もうすぐ家を出ないといけないので、ちゃちゃっと。

きのうは千葉マリンでロッテ×西武の開幕戦取材でした。

OP戦を見ていて気になっていた1番・早川に話を試合前聞きました。何せ、OP戦は.140で終了。しかもラスト8試合はノーヒット。

3番西岡・4番井口を固定させるには、早川の奮起が必要なわけで・・・。心配だったわけです。

本人は、OP戦が終ったあと、打撃フォームのフィニッシュの形を再確認したそうで、「自分はタイミングさえあえば大丈夫なんで」という言葉通り、OP戦の終盤に見た頃とは表情が全然違っていました。

しかも開幕の去年あれだけ早川が不振な中で16打数7安打と打ちこんだ涌井が相手。「相手も嫌なんじゃないですか。僕は自然といい感じに打てているんです」といつもの早川節。

かくして・・

いきなり第一打席から2塁打など3打数2安打(2二塁打・3出塁)の好リードオフマンぶりを発揮。いいときはいい。悪い時は悪いとはっきり言う早川の予言どおりの活躍でした。

今日は、実況です。残念ながらテレビ中継はありませんが、Yahoo動画(無料)では見られるんで14時からチェックよろしく。

 

ダウン

おととい晩から体調を崩して寝込んでました。

頭痛、腹痛、下痢、悪寒。あらゆるものが一気に来た感じで、いったいこの病気は何だ!?単なる風邪でもないし、しょっちゅうかかる副鼻腔炎でも全くないし。

何より一番不気味だったのは、今までどんな病気でも、おかわりするくらいあった食欲が今回は全くない・・・。きのうは朝だけで、そのあとは何も食べる気すらおきませんでした。

一人で病気にかかるとさびしくなるもので何人かにメール攻撃(笑)。その中の一人、才色兼備な同級生から「胃腸風邪」ではないか、とアドバイスをいただきました。あぁそういえば、ちょっと前はやっていたような・・。

インフルエンザはじめ、ウイルス性のものに社会人になってから感染したことがなかったので、そんな病名は端から頭になかったっす。それだけに、おそらくこれだ!という病名を自分なりに見つけられたことで、かなり気持ちが楽になりました。

で、今朝。頭痛や悪寒はなくなり、やっと動くことはできるようになり、病院へ。やっぱり「ウイルス性腸炎」でした。触診されたけど、お腹のあちこち、押されると結構痛いもんなんだね。

明日からプロ野球の開幕だっていうのに・・・。本当は今日直前練習を取材するつもりがこんな状態でキャンセル。体が資本なんで、今日中に万全に仕上げておきたいと思います。